第4章 「冬」~別れ~
ひま「ひまわりと太陽…。」
私は繰り返して言ってみた。
太陽「植物のひまわりって、ずっと太陽のほうを見てるだろ?」
ひま「うん、言われてみればそうだね。」
太陽「ひまわりには、どんな時でも前向きに、頑張ってほしいっていう願いを込めてあるんだ。」
ひま「へぇ~、んじゃ太陽は?」
私は太陽君に聞いた。
太陽「それはもちろん、みんなを助ける光という意味だよ。」
ひま「へぇー、曲名にそんな深い意味があるんなんて…、なんか感動しちゃった!」
私は感激しながら言った。
太陽「オレだって、ただ曲を作ってるんじゃないんだぜ?」
ひま「そうだよね!でも今まで、ただ曲作ってるだけかと思ってた!笑」
太陽「お前な~、ぷっ、やっぱお前最高だわ!笑」
そう言うと太陽君は笑い出した。
ひま「もー、人のことバカにしてー!」
太陽「お前もだろ!笑」
ひま「あっ、そっか!おんなじだね!あははは~。」
私と太陽君は、あたりが暗くなるまでお腹を抱えて笑っていた。