第4章 「冬」~別れ~
色がついた葉も散って、風が冷たくなってきた。
私はマフラーと手袋をしながら、毎日太陽君のもとへと通った。
太陽「あれ?鼻真っ赤だぞ!ひまわりの種の次はトナカイか?」
ひま「もー!トナカイなんかじゃないってばー!」
相変わらず日常のように、私は太陽君にいじられてばかりだ。
でも、もうひとつ日常になっていることがある。
それは、私が歌って太陽君が曲を演奏することだ。
私はこの時間が一番幸せだった。
「この幸せが長く続きますように…。」
そう願っていたのに…。
この幸せは長くは続かなかった。