第3章 「秋」~すれ違い~
私は嬉しくて嬉しくて、家に帰ると瑠璃に電話した。
ひま「瑠璃、ついにやったよーー!」
瑠璃「どーしたー?…あ、もしかして、あれか?」
ひま「そーだ、それだよ!太陽とクリスマスに、ごはん食べに行こうって約束した!」
瑠璃「ごはんって(笑)初デートに、ごはんかよ!」
ひま「は、はは初デート!?」
瑠璃「だって、そうでしょ?ひまは太陽君に告るんだから。」
ひま「はっ!告るってこと忘れてたー!」
私は太陽君を誘うことで頭がいっぱいで、告ることを忘れていた。
瑠璃「もう、ひまったら相変わらずだね~(笑)」
ひま「ど、どうしよう…。今から緊張してきた…。」
瑠璃「ひまなら大丈夫だよっ!絶対うまくいく!」
瑠璃にそう言われ、何でもうまくいく気がした。
ひま「うん…!ありがとう瑠璃、私頑張るよ!」
瑠璃「おぉ!そのいきそのいき!んじゃ、今日はもうこの辺で、また明日ね~。」
ひま「バイバーイ、おやすみ~。」
私は電話を切った。