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ひまわりと太陽
第3章 「秋」~すれ違い~
捨てようと思っても、捨てられなかった太陽君のCD。
「お前、声綺麗だな。」
「オレ、お前の歌が聞きたい。」
このCDを見ると、太陽君に言われたことを思い出す。
あの時、私は本当に嬉しかった。
歌が下手くそな私に、練習用のトラック入れてくれて、私は一生懸命練習した。
太陽君の喜ぶ顔が見たくて。
私は今までのことを思い出していると、不思議と涙がこぼれてきた。
そして、急に太陽君に会いたくなった。
太陽君に会いたい一心で、家を飛び出した。
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