第4章 真実
『…蓮貴方どうして…』
蓮「歳を誤魔化してたんですよ、」
『蓮の歳?』
キョトンとしているお嬢(姫)に言った
蓮「二十代前半と言いましたけどあれ嘘です。本当は…」
『本当は…?』
蓮「お嬢より一つ上です」
『えぇ!?じゃ、じゃ…もうすぐ居なくなる…?』
蓮「あぁ、お嬢はいえ、姫は書物最後まで読んでませんもんね。」
『姫って…知ってたのね…でも私、蓮を元の場所に帰す儀式だって…』
あぁ…やっぱり。混乱してる。
蓮「あれは本当のやり方ですけど、嘘をついたものは主が最後を迎えるで一緒っていう決まりですから。」
『えっと……ずっと一緒にいられる?』
蓮「はい、居れます。」
『私……蓮が居ないと何も出来ない…』
蓮「1人にしてすみません、俺が姫を守りますので。あ、ひとつ言うの忘れてました。」
『…?』
蓮「出てきて大丈夫ですよ」
俺の合図で出てきたのは…
?「姫…遅れて申し訳ありません。」
?「ずっと見ていたのですが出ていく機会を逃してしまって。」
『…嘘…でしょ、本当にこんなことって!!』
そう、姫の前に現れたのは夜狐族。それも昔から姫に仕えていた。
『嬉しい…あの時みたいにみんな一緒…』
━━━━━━━━━━━そう思っていた…
でも姫は"大罪人"