第13章 日本帝鬼軍
気にせず目的地へ急いでいると、遠くからある音が聞こえてきた。
クローリー
「エンジン音って事は…」
僕と同じで防衛璧へと向かっている感じなのであれは日本帝鬼軍の人間だろう。
向こうも気づいた様で、車は僕に向かって加速してきた。
貴族という立場上普段はあまり派手に戦えない。
近くにはアリスもいない。
クローリー
「少し遊んでやるか」
そう呟いた時、車から人間が一斉に飛び降りた。
何かで固定しているのか、車は止まらずに突っ込んで来る。
僕を轢くつもりだ。
クローリー
「はは」
思わず笑いが漏れる。
吸血鬼にとって車なんて止まっているも同然だ。
右手を前に出して受け止めると、車は突っ込んで来た勢いで潰れた。
気が弱そうな人間
「このっ」
そして僕が動く前に続けて攻撃がされる。
5本の矢が弓の形をしている武器から発射飛んできた。
クローリー
「剣よ。私の血を吸いなさい」
声に反応した剣から棘の様な物が出てきて、僕の手を突き刺す。
血が溢れて剣へと吸い込まれていくと、僕は剣を1振りした。
気の弱そうな人間
「うそっ!」
それだけで5本、全ての矢が落ちた事で動揺した人間。
その人間目掛けて、剣を振った。
吸血鬼の剣は直接斬らなくても振った勢いだけで充分殺す事ができるからだ。