第13章 仕置【R-18】
「あぁっ……はぁっ……はっ………んぁ………」
もう、何度絶頂を迎えさせられたのだろうか。
時間の経過した感覚も失い
自分の身体が言うことをきかない。
ジルの部屋に連れられると
ジルは部屋の鍵をかけ
イリアの目を布で覆った。
「ジ、ジル……?」
視界を奪われ、そのまま抱きかかえられベッドに連れて行かれる。
「…あ……」
突然、服の紐がするする、と音を立てて解かれ
あっという間にドレスを脱がされる。
「…きゃっ……」
下着だけになったところで、少し乱暴に押し倒された。
両腕を上にあげられたかと思うと
シルクのスカーフのようなもので手首を縛られる。
「え、ジル…これは…?」
どこにいるのか分からないジルへ向かって尋ねる。
愛する人とはいえ、不安で声が震える。
「言ったでしょう、お仕置きをする、と」
少し離れたところから声がする。
手を動かそうとするが、全く動かない。
柔らかい素材の布だが、ぴったり固定されている。
「ジル………どこ………?」
しん、と静まった部屋。
音がしない。
「ジル……」
下着姿のまま、ベッドの上で拘束され
言いようのない不安で押し潰されそうになる。
「………んんっっ!!」
すると、突然唇が塞がれた。
ジルの唇だと、すぐわかる。
舌がすぐに入り込み、口内を犯していく。
「……んん…んんーーっっ!!」
舌が挿入されたまま、いきなり下腹部の下へ
ジルの指が入り込む。
すぐに奥へと指が入り込み
ぐちゅぐちゅと水音を響かせていく。
「んんっ……ん……んふっ……」
舌で犯される口元から、我慢できずに声が漏れ出す。
視覚が奪われ
すべての神経が、攻め立てるジルの指へ集中してしまう。
もたらされる快楽が
全身を駆け巡る。
唇が離れると、今度は胸の頂きを覆う下着が剥がされ、荒々しく吸われた。
「やっっ……ああぁっっ……あっ……んぁっ……」
胸の頂から与えられる快楽が
蜜壺のそれと合わさり
絶頂は簡単に訪れた。
「あっ……だめ………イク……イッちゃう!!」
蜜壺に差し込まれた指が速度を一気に増し
そのままイリアは上りつめた。