• テキストサイズ

イケメン戦国【ご先祖様は織田信長】

第12章 宴の誘い


(安土城に忍び込むのは初めてだな。萩さんは今一人だね)

佐助「こんにちは萩さん。今いい?」

萩「えっ!?佐助君?何処にいるの?」

佐助「上だよ上、天井」

そう言って、天井の板が外れ佐助が顔を出し飛び降りてきた

佐助「様子を見に来るって言ったのになかなか来れなくてごめん」

萩「もう吃驚だよ。よくここが分かったね?」

佐助「萩さんの気配を辿って来た。今日は謙信様のお使いでこれを届けに」

スッと懐から手紙を出し萩に渡す
開いてみるが

萩「ごめん佐助君全然読めないよ」

佐助「そうだよね僕も今は何とか読めるようになったけど最初は全然読めなかった
まあ簡単に言えば『宴を開くから来い、供を一人つける事を許す』って所かな」

萩「来いって、上から目線だね。しかも供を許すって来て欲しい感ゼロだね」

クスクス笑う

佐助「来て欲しいのは萩さん一人だけ、お供はおまけなんだよ
萩さんが誰をお供に連れてくるか楽しみにしてるよ
じゃあ僕はこれにてドロン」

シュッと天井に飛び上がり音もなく去っていった

萩「凄いな本物の忍者みたいだよ」

佐助が去って行ってから直ぐに萩は皆がいるであろう広間へと向かった

萩「萩です。今大丈夫ですか?」

信長「ああ、入れ」

襖を開き広間に入る

秀吉「どうした萩、急用か」

秀吉はにっこり微笑む

萩「ええっと実は先ほど佐助君が・・・・・」

政宗「ここにあいつが来たのか?」

三成「えっと、どなたでしたか?」

家康「はぁ・・・幼馴染でしょ」

光秀「ほぉここに忍び込むとは中々やるな」

口々に喋る

信長「で、佐助とやらは何用で来たのだ?」

佐助から預かった手紙を信長に手渡す

『萩、お前の為に宴を開くから春日山城へ来い、
供を一人つける事を許す』

信長「・・・・・謙信からだ、宴に供を一人連れて来いと」

秀吉「宴ですか?」

信長「お供付きでもてなされてやると言ったからな
萩、誰を連れていく?」

萩は皆を見渡し彼を見つめる

萩「私が一緒に行きたいのは・・・・・」



/ 170ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp