第11章 謹慎 2
家康「萩熱いの?」
萩「っ熱い・・・汗で気持ち悪い」
家康「拭いてあげる」
再度水桶で手拭いを濡らして額、頬、首筋と拭いていく
萩「冷たくて気持ちいい・・・・・」
家康「はい、手出して」
スッと右手を持ち上げると襦袢をたくし上げて手拭いで拭いていく
(細くて白いな・・・)
白い腕に吸い寄せられるように唇を押し当てていく
手首から上に向かい舌を這わしていき二の腕にチュッと
吸い付き白い腕に赤い花を咲かせた
萩「ぁっ・・・っん」
家康「反対の手出して?」
左手を持ち上げ同じように手拭いで拭きその後を追うように舌を這わし左の二の腕にもチュッと吸い付き赤い花を咲かる
萩「ゃっ・・・ぁ」
満足そうに自分がつけた赤い花をツンッと触る
家康「今日はこれで我慢してあげるよ」
ニッと笑いを浮かべ女中を呼び萩の着替えを頼む
女中「家康さま着替えが終わりました」
家康「ご苦労様、萩は?」
女中「起きてお食事をとっておられます」
家康「分かった」
湯呑を持ち女中と入れ替わって部屋に入ると丁度食事が終った所だった
家康「薬飲める?それとも飲ませて欲しい?」
にっこり微笑みかけると
萩「だ、大丈夫だよ、自分で飲む!」
真っ赤な顔をして急いで薬を飲みこむ
萩「うぅ、苦ーい」
眉間にしわを寄せ口を押える
家康「苦いの?じゃあこれは?」
持っていた湯呑の中身を口に含みクイッと顎を持ち上げ口づけをした
萩「んんっ!」
ゴクンッと飲み込むと甘味が広がる
萩「ぷはぁっ、何これ甘い!?」
口づけよりも甘味に吃驚している
家康「内緒、もっと飲む?」
萩「うん!」
家康「じゃあおねだりして?」
にっこりと微笑み口の端をペロッと舐める
真っ赤になった萩を褥に押し倒した所で廊下から声が聞こえた
秀吉「萩、政宗に聞いたぞ熱出したんだって」
襖が開いて三人で固まった
秀吉「・・・・・・・何やってるんだ家康?」
家康「・・・人命救助?」
秀吉「そんな言い訳が通じるわけ無いだろうが!!!」
この後秀吉の説教は夜遅くまで続いたのだった