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イケメン戦国【ご先祖様は織田信長】

第11章 謹慎 2


信長「見張りは三成、貴様に命じる」

三成「かしこまりました。萩様よろしくお願い致します」

萩「うん、よろしく三成君」

秀吉「本ばかり読むなよ」

三成「はい。では、萩様参りましょうか」

萩「うん」

萩は三成と広間を出て行く

萩「三成君はこの後お仕事無いの?」

三成「実は書庫の整理をしなくてはいけないのです」

萩「書庫?私も一緒に行ってもいいかな?」

三成「はいぜひ」

二人とも同じようにニコニコ微笑みながら書庫へと向かった

三成「こちらが書庫です」

書庫に入ると少し埃っぽく、本独特の臭いがする

萩「さすがお城の書庫だね」

彼方此方に散らばったり、上下関係なく本棚に押し込まれたりと無法地帯だ

萩「どこから手を付けようか?」

三成「私は奥の本棚から整理してまいりますので
萩様は床に散らばった本をお願い致します」

萩「分かった、それじゃあ頑張ろうね」

三成は本をかき分け奥へと進む
萩は散らばった本を集め壁際に並べていく

萩「ふぅ、こんなもんかな」

一刻程作業を進め奥へと続く道が出来た

萩「三成くーんこっち終わったよー」

三成からの返事は帰ってこない
仕方なく奥に三成を探しに行く
すると本棚の陰に隠れ黙々と本を読む三成を見つけた

萩「三成君?」

隣に腰を掛け三成を見つめる

(真剣な顔もかっこいいなぁ、そう言えば・・・)

じっと見つめていたが秀吉が言っていた言葉を思い出した
『本を読んでいる時は無反応』

(ちょっとだけ試してみようかな?)

手を伸ばし髪の毛に触れる 
反応無し   

耳を軽く摘まんでみる 
反応無し   

頬をつつく  
『ピクッ』若干反応あり

首筋を指で撫でてみる
『ピクピクッ』反応あり

クスクス笑いながら色んな所を摘まんだり突いたり撫でたりしていた

(これで最後)

三成の唇をツンッと突いた

萩「えっ!?」


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