第2章 出会い・・・・・上杉、武田軍
幸村が佐助と呼んだ男を見る
萩「佐助君?本当に佐助君なの?」
佐助「やあ萩さん久しぶりだね」
やっと知ってる人に会い思わず佐助に抱き着く
幸村「おまえ!離れろ」
萩「良かった佐助君無事だったんだね。ねえ此処はどこなの」
佐助「萩さん落ち着いて此処は戦国時代だよ」
背中をポンポンと叩いて離れる
萩「えっ!戦国時代って」
佐助「理由はまだ調査中だけどあの時萩さんが持っていた刀が光ってここに飛ばされたって事は分かった」
『荒波一文字』と『北野藤四郎』を見つめる
萩「この刀が原因なの?」
佐助「その刀確か家宝って言ってたね」
萩「うん、織田家の当主に受け継がれてるのだから今は私の刀になる」
謙信「当主?貴様が?」
萩「はい、私は17代織田家当主です」
幸村「17代?」
信玄「萩は織田の姫君なのかな?」
佐助「そうですね、今の時代だと織田家の姫君になりますね」
幸村「はぁっ!こいつが姫!?」
ありえねぇだろうと飽きれる
謙信「貴様、織田信長を知っているか?」
萩「織田信長は初代当主ですけど・・・」
謙信「は?」
信玄「信長が初代当主?でも君はさっき自分の事を17代当主だと言わなかったかい?」
怪訝な顔をしながら問う
萩「えっ!だって信・・・」
佐助「萩さんストップ」
幸村「すとっぷ??」
萩「どうしたの?佐助君」
佐助「その話しなんだけど此処は僕たちが知っている戦国時代とは少し違うみたいなんだ」
萩「えっ、違うって・・どうして分かるの?」
びっくりして聞き返す
佐助「僕は今から3年前にこの時代に来てるんだ。その時に謙信様に助けてもらい忍びとして仕えている」
萩「忍びって忍者の事?」
まじまじと佐助を見ると確かに忍び装束を身に着けている