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イケメン戦国【ご先祖様は織田信長】

第10章 謹慎 1


(なかなかいい顔をするな・・・)

親指で唇をツッとなぞるとピクッと反応し
赤い顔をさらに赤く染めていく

萩「あの、た、太郎さん?」

光秀「違う」

萩「えっ?」

光秀「光秀だ」

萩「?光秀さ・・・んっ!?」

名前を呼んだ瞬間に唇を塞がれた

萩「んんっ!」

トントンッと光秀の胸を叩くが何度も口づける

萩「ぁっ・・・み、つひで、さん」

光秀「萩・・・いい表情だな」

頬を赤くし瞳にうっすら涙を浮かべて妖艶な色気を放っている

光秀「その顔で余り見つめるな」

チュッと瞼に口づけを落とした

その後は何もなかったかの様な感じで夕餉を食べ
眠りについた

次の日から何故か挨拶の様に光秀は必ず瞼に口づけを落とす様になった

光秀「では、行ってくる」

家の入り口に見送りに出るとチュッと瞼に口づけを落とす

萩「いってらっしゃい、頑張ってね」

微笑み手をふる

村人「本当に仲がよろしいのですね」

萩「おはようございます」

村人「確か今日お帰りになるんでしたね」

萩「はい、帰る前に太郎さんと挨拶に行きますね」

話が終わり家に入り光秀の帰りを待っている間に帰り支度を始める
やがて昼になり光秀が帰って来た

光秀「今帰った」

萩を抱き寄せ瞼に口づけを落とす

萩「おかえりなさい。帰る準備出来てるよ」

無事に御殿に帰り着くと謹慎を解くと書状が来ていた為そのまま城に送り届けた

次の日、政宗の朝餉の準備を手伝いお膳を持って広間に入ると当たり前のように光秀の隣に腰を下ろす
五人の無言の圧力を物ともせず楽しそうに会話をしながら食べすすめる

光秀「では、俺はこれで」

光秀が立ち上がると萩もスッと立ち上がる

萩「いってらっしゃい光秀さん」

光秀は萩を抱き寄せチュッと瞼に口づけを落とし去っていった
萩は何事も無かった様に光秀と自分のお膳を持ち広間を出て行った

信長「・・・光秀が帰り次第天守に来るよう伝えろ」

秀吉「御意!」

三成「かしこまりました」

政宗「了解」

家康「分かりました」

残された五人の武将たちの怒りで広間は黒いオーラが渦巻いている様だった


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