第10章 謹慎 1
信長「暫くの間謹慎を言い渡す一人での行動は禁じる」
萩「えっ!?」
信長「秀吉、萩の見張りをしろ
片時も目を離すな」
秀吉「はっ!」
萩「待って兄様!?お仕事の邪魔に・・・」
三成「私もお手伝い致します。
萩様、心配は必要ございません」
萩「わ、分かった。秀吉さんよろしくお願いします」
三成のにっこりエンジェルスマイルに負けた
秀吉「ああ、任せとけ。飯を食ったら俺の御殿に行くぞ」
萩「秀吉さんの御殿に?」
秀吉「丁度いい機会だ萩に『ウリ』を紹介してやる」
萩「ウリ?」
女中「秀吉様、三成様おかえりなさいませ」
三成「ただいま戻りました」
秀吉「信長様の妹君の萩だ。今日から暫く御殿に住む事になった。よろしく頼む」
菊「はい。私は女中頭の『菊』と申します。
萩様よろしくお願いいたします」
萩「萩です。こちらこそよろしくお願いします」
秀吉「挨拶も済んだことだし俺の部屋に行くぞ」
萩「はい」
廊下を進み部屋の襖をカラッと開くすると
ピョンと赤子サイズの塊が秀吉に飛びついた
萩「な、なに?」
秀吉「ただいまウリ」
萩「子ザルさんだ!?こっちおいで?」
大きな目が印象的で秀吉抱かれこちらをジッと見つめている
キィッ?(いいの?)と一声鳴き嬉しそうに萩に飛び移る
萩「可愛いー、私は萩よろしくねウリ」
にっこりウリに微笑み頭を撫でるとキィッ(うん)と鳴き胸にすり寄って来る
萩「ちょっ、くすぐったいよウリ」
キィッキャッ🎵(萩大好き🎵)
ギュッと抱き着き胸の谷間に顔を埋める
(ウリの奴萩の胸に、か、顔を・・・羨ましい・・・・・)
三成「『サケ』は萩様の事がお好きなようですね」
秀吉「三成『ウリ』だ、いい加減覚えてやれ」
三成「はい『ウニ』ですね」
萩「三成君また間違ってるよ?」
秀吉「・・・・・兎に角ウリが萩と仲良くなって良かった」