第2章 出会い・・・・・上杉、武田軍
あれ?どこかで見たような・・・・・・
?「貴様の名はなんだ?」
萩「私の名前は織田、織田萩です」
?「織田?貴様は苗字があるのか、しかも織田だと?」
不可解だと言う顔をされて困惑する
萩「はい、ありますけどそれがどうかしましたか?」
?「面白い萩俺と共に来い」
萩「いえ、結構です。さようなら!」
手を掴まれそうになり森に向かって走り出す
勢いよく走り去っていく萩を見つめていると
?「信長様!ご無事ですか」
信長「遅いぞ秀吉」
秀吉「申し訳ありません」
信長「面白い女を見つけた。命の恩人だ連れて来い」
秀吉「女?命の恩人ですか・・」
信長「そうだ奇妙な着物を着ていたのでみればわかる」
?「女が信長様を助けたのか?どんな女か楽しみだな」
信長「ちょうどいい政宗貴様も一緒に探して来い、行け!」
秀吉、政宗「「はっ」」
その頃萩は森の中を彷徨っていた
萩「どうしよう暗くなってきちゃった、あんまり動かない方が良いかな?」
?「お嬢さんこんな処でどうされた?」
途方に暮れていると後ろから優しい声が聞こえる
顕如「私は旅の僧で顕如と申す。お嬢さん道に迷われたか?」
萩「家に帰る途中なんです」
顕如「家に?お嬢さん村とは反対方向に歩いていますよ。良かったお送りいたしますが」
萩「いえ大丈夫です。さようなら」
優しい口調だが顔には大きな刀傷が怪しい!急いで離れなくっちゃ
暗い中を夢中で走っていると足を取られ空に投げ出された
えっ嘘!崖!?
刀を抱えたまま落ちて行く、衝撃に耐えようと身を固くして目を瞑るが
萩「あれ?痛くない?」
崖から落ちた筈なのに痛みが無い
それどころか暖かい何かに包み込まれている
そっと目を開けて飛び込んできたのは色気を含んだ大人の男の顔、しかもドアップで
萩「わっ、えっとあの・・・あ、ありがとうございます」
?「空から降って来た君は天女かな?」
萩「えっ!いえ違います、崖から落ちただけです」
?「そうかじゃあ、やっぱり天女だね」
萩「だから違うって・・・」
?「信玄様処構わず口説くのやめて下さいって言ったでしょうが!」