第2章 出会い・・・・・上杉、武田軍
萩「っん・・・此処は・・」
意識を取り戻した萩が見たのは燃える部屋
萩「えっ!なにここ!」
ガバッと起き上がり廻りを見渡す
燃え盛る炎の中にいる
何処なの!さっきまで外にいた筈なのに
状況が解らずにいると後ろから声が聞こえてきた
?「貴様どこから現れた?」
声に反応して振り向くと1人の男がこちらを見ている
萩「貴方は誰?」
?「貴様こそ誰だ?人に名を聞く時は自分が先に名乗れ」
なにこの人ずいぶん偉そう!
萩「私は・・・」
名前を言いかけてふと光る物が男の後ろに見えた
萩「危ない!!」
とっさに持っていた荒波一文字で受け止める
ガキィーンと刃物の音が響く
萩「クッ!」
相手の攻撃を受け流して男の手を握り走り出す
階段を駆け下り建物の外へと抜け出し安全な場所に避難する
萩「何今の、びっくりした!」
?「貴様いつまで手を握っているつもりだ?」
萩「えっ!あっごめんなさい」
慌てて手を放し男の方に振り向く
黒髪に黒い瞳の男が萩を見つめていた