第9章 春日山城下
萩「わぁー凄い!?お店がたくさんある
信玄様あれは何ですか?」
突然馬に乗せられ連れ去られた萩だったが
目の前の風景に顔がほころぶ
信玄「んっ?ああ、あれは反物を取り扱っている店だ」
萩「あっ!ねえねえ佐助君あれって何?」
袖を引っ張っぱりゆびを指す
店先で縄を使って何かを作っている男がいる
佐助「あれは草履を作ってるんだよ」
萩「へー器用だね。じゃあじゃあ、あれは?」
見るものすべてが珍しくてはしゃぐ萩
萩「あっ扇子がある!?」
グイッと腕を引き店に入る
一つの扇子を持つと
パラッ、パチンッと開き具合を確かめる
萩「うん!いい感じ!?色も綺麗」
(でも、この時代のお金持ってないや)
佐助「萩さん、後ろにいる信玄様を扇子を持って見上げて見てくれるかな」
萩「??うん」
耳元で囁かれ言われるまま胸元に扇子を持って上目遣いに信玄を見詰める
信玄「店主それを貰おう」
ニコニコ微笑みお金を払う
佐助「効果覿面だ。萩さん欲しい物があれば見つめるか、可愛く小首を傾げてみて
そうすれば信玄様が買ってくれるよ」
幸村「何言ってんだ佐助!?変なこと教えんじゃねえよ」
信玄「何でも買ってあげるよ。その代りお礼に口づけを貰おう」
素早く腰を抱き寄せ唇を奪う
萩「!!!!」
幸村「わー///何やってんだ!!」
佐助「すまない萩さん代償は必要だったみたいだ」
角度を変えて後頭部を押さえつけられて、口内に舌が入ってきた
萩「んんっ・・・・・」
目を閉じ、舌の感覚に感じていればゆっくりと唇が離された
萩「はぁっ・・・」
足の力が抜けて信玄の腕の中で崩れ落ちる
信玄「おっと、大丈夫か?」
萩「きゃ///」
抱き上げられて恥ずかしさのあまり信玄の胸に顔を埋める
?「信玄、貴様こんな所で何をしている」