第1章 始まり
先生「織田、織田萩はいるか?」
講義が終わって帰り支度をしていると名前を呼ばれた
萩「はーい、いますよ。どうしたんですか先生」
先生「この間申請してた剣舞に使う刀の件だが、上の許可が取れたぞ」
萩「えっ本当ですか!」
先生「ああ良かったな。だが、持ち歩く際は十分気を付けるようにな」
銃刀法違反で捕まるなよと笑って去って行く
?「良かったね萩さん許可が下りて」
萩「うん、ありがとう佐助君。やっぱり剣舞をするなら本物の刀を使わなきゃ迫力でないもんね」
萩「早速取りに帰ろうかな」
佐助「帰るなら付き合うよ?」
萩「良いの?じゃあ一緒に帰ろう」
次の朝、駅で落ち合い京都の実家に帰って来た
父に事情を話し刀を探しに蔵の中に入る
萩「父さんの持ち出しの許可が下りて良かった」
佐助「本当だね、処でどんな刀?」
萩「探すのは太刀の『荒波一文字』と短刀の『北野藤四郎』の2本だよ」
大きな箱を開けると布に包まれた刀が出てきた
萩「あった!実はね子供の頃に見つけてからずっと触りたかったんだ」
鞘から抜き刀身を眺める
萩「綺麗・・・戦の為でなく私の剣舞に付き合ってね」
刀に話しかけ鞘に納めて綺麗に包む
そんな萩を佐助は見つめる
佐助「これからどうする?」
萩「うーん・・・あっ!そうだお墓参りに行って刀を使うって報告してもいいかな」
佐助「ああ、そうだね伝えに行こう」