第4章 織田家の姫
光秀の首に刀をあてニッコリ微笑む
萩「どうですか?少しは面白くなりましたか?」
光秀「ああ面白くなったな」
政宗「手加減しているとはいえ光秀とやりあうとはな」
ニヤッと笑う
萩「昨日の人といい、この時代の人は奇襲攻撃が好きなの?」
ブツブツ文句を言いながら刀を鞘に納める
秀吉「昨日?そう言えば夜盗に襲われたと言っていたな」
政宗「本当にただの夜盗か?」
先ほどの舞もとい戦いをみて不審に思う
政宗「あれほどの実力があればそうそう刀を合わせる必要はないだろう?」
萩「えっ!そうですね・・・」
思わず政宗から視線を外し彷徨わせる
三成「本当のことをお話しくださいませ」
うっそんなエンジェルスマイルで見つめられると
萩「あの・・実は・・夜盗じゃなくて・・その・・」
家康「何?はっきり言いなよ」
イライラした様子で言われて
萩「昨日襲って来たのは謙信様・・・です」
語尾が小さくなって行く
『謙信だと!!!!!』
何、何でそんなに驚いてるの?
信長「萩、本当に上杉謙信だったか?」
眉間に皺を寄せる
萩「はい。信玄様もご一緒でした」
秀吉「何!甲斐のトラもいたのか!?」
萩「謙信様はともかく信玄様は優しかったですよ。あっそうだ幸村と佐助君もいましたよ」
政宗「佐助は知らんが真田幸村もいたのか」
家康「じゃあ何、萩は謙信と刀を合わせたの?怪我は?」
萩「大丈夫だよ。急にスピードじゃない速度を上げた時は驚いたけど本気を出したのは一瞬だけだったしね」
家康「謙信が・・本気・・出したの?良く無事だったね」
秀吉「それであの音か・・」
よく受け止めたなっと感心するやら厭きれるやら
三成「処で萩様佐助君とはだれでしょう?」
どうやら佐助のことは知らないらしい
萩「佐助君は私の幼馴染だよ。謙信様に助けてもらってから一緒に行動してるみたい」
光秀「と言う事はその男も平成の世から来たのか」
萩「そうです。でもこのこと佐助君は謙信様達には言って無いみたいです」
信長「奴らはどこに行る?」
萩「確か春日山城にいると言っていました」
信長はニヤッと笑う