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イケメン戦国【ご先祖様は織田信長】

第25章 小谷城 6日目


八重「菻?」

菻「そうあれを食べたのは姉さまじゃなくわたしよ」

長政「なっ!?姫が二人!」

何処からともなく現れた菻に驚き目を見開いた

菻「毒を仕込むとかさー
流石にやり過ぎだと思うんだけど?
手足が痺れて、目がかすんで、熱にうなされて
解毒薬がなかったら後遺症が残ったかもね
ねえ、どう思うお姫さま?」

ビクッと体を震わせ恐る恐る菻を見た

八重「あ、ああごめんなさい」

長政「八重?」

八重「私どうしても長政様を取られたくなくて・・・
ちょっと体が痺れるだけって聞いて」

長政「八重!やって良いことと悪いことの区別も出来ないのか!」

お菊「待ってください!私が、私が悪いんです
私が八重姫様に進言したのです!
ですから罰は私が受けます!?
八重姫様のことお許しくださいませ!」

八重を庇って前に進み出て頭を畳に擦り付けた

萩「あらでも最後に使うのを判断したのは八重姫でしょう?」

お菊「それは・・・」

菻「じゃあこうしよう
二人ともに罰を受けてもらう
良いよねお二人さん?」

八重「・・・はい」

お菊「わかりました」

萩「では長政様私達は部屋に戻ります
お二人の罰は明日お伝えいたしますので
後はよろしくお願いいたしますね」

長政「分かりました八重とお菊は部屋へ下がりなさい」

萩と菻が出ていったあとに
長政は部屋に下がるように言った
よろよろと歩いて二人は部屋に帰って行った

長政「赤尾」

赤尾「はい長政様」

長政「萩姫はいつ入れ替わったのだろうか?」

赤尾「私にはわかりませぬ」

長政「入れ替わったのもわからないとは
私は萩姫の何を見ていたのだろうな」

遠くを見ながら呟いた長政は重い足を引き摺る様に自室に帰っていった

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