第22章 小谷城 3日目
長政「萩姫!」
萩「長政様。ただいま戻りました」
長政「どこを探しても見あたらなくて
とても心配致しました
御無事でなりよりです」
会うなりギュッと抱きしめてきた
萩「な、長政様ごめんなさい
今度からはちゃんと誰かと出掛けますので
あの・・・・離してください」
長政「明日、時間を作りますので私と一緒に参りましょう」
萩「長政様とですか?」
長政「了承していただけるまで離しませんよ?」
萩「わ、分かりました!一緒に行きます!!」
だから離してと顔を赤らめ胸をおした
長政「明日楽しみにしていますね」
体を離しにっこり微笑むと手を引き歩き出した
萩「長政様あの・・・どちらに行かれるのですか?」
長政「私の私室です」
萩「え!なぜですか」
長政「私が萩姫とご一緒したいからですが御迷惑でしたか?」
萩「いえ私が居るとお邪魔になりますので・・・」
長政「萩姫が邪魔になるはずありませんよ
むしろずっと一緒に居たいと思っております」
仕方なく長政に着いて行く事にした
それを見ていたお菊は急いで八重のもとへ急いだ
お菊「八重姫様!あの女、長政様のお部屋に行くみたいです」
八重「何ですって!」
お菊に萩と長政の事を聞いた八重はお菊を連れて長政の部屋へと急いだ
その頃萩は長政の部屋でお茶をいただき城下の話を聞いていた
萩「甘味ってありますか?」
八重「あら萩姫は甘味がお好きなのですか?
では今度お部屋に私のお勧めの甘味をお届けしますわ」
突然現れた八重に驚いたが少し距離が近づいた様に思い喜んだ
萩「八重姫のお勧め・・・楽しみにしてます」
嬉しそうににこにこ微笑む萩
八重は口元に扇にあて怪しい笑みを浮かべていた