第16章 招待状
萩「ええっと・・・松子さん?」
松子「どうかされましたか?」
萩「これはやり過ぎではないですか?」
萩が着ているのは十二単
松子「そんなことはありません!とても似合ってらっしゃいますよ」
にこにこ微笑みを浮かべる
萩「重いですねしかも裾長い」
三成「萩様お着替え終わられましたか?」
松子「はい三成様、終わりました」
襖を開き三成が部屋に入ってきた
三成「萩様とてもお美しいです」
萩「あ、ありがとう三成君//」
三成「先ほど佐助さんから間もなく到着すると連絡がありました」
萩「ほんと!?お迎えに行ってもいい?」
三成「はい、ご一緒致します」
部屋を出て城の入口へと向かって重い十二単を引きずりながら歩き出した
萩が入り口にたどり着き暫くすると
菻「姉さまー!?」
萩「菻いらっしゃい、待ってたよ」
菻「お招きありがとう」
謙信「萩久しいな、元気にしていたか」
萩「はい、謙信様もお元気でしたか?」
信玄「やあ姫君今日は一段と美しいね」
萩「あ、ありがとうございます信玄様」
菻「姉さま着替えたいから部屋を貸してもらっても良い?」
萩「うんもちろんだよ!」
三成「では私がご案内致します。こちらへどうぞ」
菻「ありがと三成」
菻が三成と歩き出すと謙信も一緒ついていく
三成「謙信殿もついて来られるのですか?」
謙信「何か問題でもあるのか?」
三成「いえでは参りましょう」
信玄「ここでも菻にべったりだな」
佐助「ベタぼれですからね」
幸村「大丈夫かあれ」
萩「菻は春日山城で上手く過ごしてますか?」
佐助「うん謙信様がずっと傍にいて楽しそうに毎日過ごしてるよ」
萩「そう良かった。皆さん先に広間に行きましょうか」
信玄たちを引き連れゆっくりと広間へと歩き出した