第14章 エンジェルスマイル?
そう言ってもどうしたものでしょうか?
三成「萩様おはようございます」
襖の前から声をかけてみたものの返事は帰ってこない
まだ寝ておられるのでしょうか?
そっと襖を開き中を覗いてみるとまだ褥に包まる萩の姿があった
寝顔を拝見していたら怒られるでしょうか?
静かに萩の枕元に近づきじっと顔を見つめる
顔にかかっていた髪を避けると白いうなじが見える
白い肌ですね
つつっと首筋に指を這わすとぴくっと震える
萩「ぁっ・・・」
三成「萩様起きられましたか?」
反応したので声をかけてみるもののすぅすぅと寝息を立てて眠っている
まだ夢の中ですね
くすくす笑いながらうなじから喉そして、胸元に向かって指を滑らせていき襦袢の袷を少し開くとチュッと口づけを落とす
んん?なんだろう背中がぞくぞくする・・・
胸元に何かがあたる感覚で目が覚める
萩「・・・・な、に?」
三成「萩様おはようございます」
萩「・・・・・おはよ・・・・・え?三成君!?」
なになになになにこの状況は!?
な、なんで三成君がここにいるの
しかも、顔、顔が近い!?
目を開いたらドアップの三成のエンジェルスマイルが視界を埋め真っ赤に顔を染め萩はプチパニックをおこす
三成「朝餉の時間でございます。
お召替えをお願いいたします
それとも私がお手伝いいたしましょうか?」
萩「大丈夫です!?すぐに着替えます!?」
三成「ではお待ちいたしておりますね」
にこやかに微笑みを浮かべて廊下に出ていく
萩「な、何だろう、何時のものエンジェルスマイルと何かか違うような気がする・・・・・」
不思議に思いながらも用意していた着物に袖を通し
褥を片付ける
廊下に出た三成は・・・
怒られはしませんでしたが真っ赤になっておられました
とても可愛らしかったです
もっと触れていたかったのですが秀吉様から『食事はちゃんととれ』と言われておりますし
取り敢えず朝餉に向かいましょうか
今日はまだ始まったばかりです
お待たせと出てきた萩と一緒に朝餉を食べに向かった