第13章 秘密
?「ねえ、いつまでここに居なきゃいけないの?」
家康『朝見かけたときと着物が違う・・・・・』
秀吉『そう言えばそうだな、確か今日は桃色の着物を着ていたはずだ』
小屋から出てきた萩は青地に牡丹の花をあしらったものを着ている
佐助「今日の夕刻にはここを立つ予定だよ」
?「そうじゃなくてこの小屋から出たいって言ってるの!」
幸村「市にはいったことあんだろ?」
?「幸村はわかってないなー、せっかく安土に来たんだから城下町を歩いてみたいって言ってるの」
幸村に向かってわかってないと怒る
政宗『安土に来た?何言ってんだ、て言うか佐助と真田じゃねえかよ!?』
佐助「そろそろ謙信様の機嫌が悪くなるころだし兎の『竹』もご主人様に会いたいだろうし」
?の抱いている兎の頭をなでながら喋る
三成『兎は謙信様のでしたか』
?「一軒だけ!ね、一軒だけでいいからさ見に行きたい!?」
幸村「しゃあねえな、一軒だけだぞで、どこに行きたいんだ?」
?「刀!絶対鍛冶屋がいい!?」
ぱぁっと笑顔になる
光秀『鍛冶屋とはな変わった女だ』
幸村「鍛冶屋って変な奴だな・・・普通女だったら甘味が食いたいとか言うんじゃねえのか?」
家康『真田も同じ様な事言ってますよ』
佐助「幸村にしては的を得てるね
甘味は好きだろうけどせっかく戦国時代にきたから刀を打つところが見たいんでしょ?」
幸村「してはは余計だ!?
一軒だけだぞたく、鍛冶屋に女が行くことはあまりねえんだから大人しくしてろよ」
?「はーい。そう言えば今日は遅くない?」
佐助「そうだねいつもなら来ている時間だね」
秀吉『まだだれか来るみたいだな』
小屋から少し離れた場所でこそこそ話していると町の方角から小走りに走ってくる一人の女性の姿に驚愕する
萩「あれ、皆こんなところでなにしてるの?」
野菜を両手に持った萩は不思議そうに5人を見つている
萩を見てから後ろを振り返る
家康「・・・いますね」
政宗、光秀「「いるな」」
三成「そっくりですね」
秀吉「どういうことだ!?」
秀吉の声に反応して?がこちらを見て微笑みを浮かべ萩を呼んだ
“姉さま”と