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イケメン戦国【ご先祖様は織田信長】

第12章 宴の誘い


<家康VS謙信>  

おまけ 
幸村の不幸

家康と萩が帰ってからの事



佐助「そう言えば幸村、謙信様が勝負してる時に萩さんと何かあった?」

幸村「な、何でだ」

佐助「逃げるように部屋に帰って行ったからね」

幸村「何もねえよ!?」

ジトーと幸村を見つめる

幸村「こっち見んな」

佐助「まさか信玄様じゃなくて幸村が手を出すとは・・・」

幸村「あれは俺が手を出したんじゃ・・・・」

佐助「『あれ』って?」

幸村「あっ・・・」

佐助の巧みな話術に思わず失言したことに気付いたが時すでに遅し

佐助「幸村、『あれ』って何かな?」

無表情で背中の刀に手をかけ圧をかけてくる佐助

幸村「さ、さすけ?ちょっと待て」

信玄「そのことなら俺から話そうか」

幸村「はぁぁ!何で信玄様が知ってるんですか」

信玄「何でって横にいたから」

幸村「盛らないで下さいよ!」

信玄「いいかい佐助?姫がね・・・・で幸村に・・・・なんだよ」

佐助「幸村と・・・・ですか?」

幸村「わっ、謙信様!ちょ、待って下さ・・・」

謙信「問答無用だ」

黙って聞いていた謙信が刀を幸村に振り下ろした

幸村「なんで謙信様が怒るんだよ」

謙信「煩い、黙って刀の錆になれ」

信玄「頑張って逃げろよ幸」

幸村「だー、信玄様が話を盛るからこういう事になったんでしょうが!?」

信玄に文句を言いながら脱兎の如く走る
それを謙信が追いかけていく
静かになった広間で佐助が口を開く

佐助「それで信玄様、本当は何があったんですか?」

信玄「ああ、姫が幸に抱き着いただけだ」

佐助「抱き着いただけ?それで赤くなったんですか?」

信玄「幸はうぶだからな」

にっこり微笑む信玄に佐助は納得した

幸村「俺は何もしてねぇーーー!!」

謙信の刀から逃げるために城の中を走っている幸村の声がこだまするのだった

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