第3章 ***
Mside
担当医さんの説明も終わり、俺は相葉くんの病室に向かった。
ガラララララララ。
雅「あっ、松潤…」
起きていたようだ。
しんどくないか聞いた。
雅「ううん。今は特にないかな…。熱も引いたし」
潤「そっか、よかった…」
『ねぇ、君は何を悩んでいるの?
どうして俺らに隠すの?何があったの?
俺の勘違い?何もない?違うよね、何か抱え込んでるよね、一人で…。』
本当はそう聞きたい。
俺らの相葉くんに対する事の考えは当たっていたのか間違っていたのか聞きたい。
彼の“力”になりたい。
でも、なかなかそれを言う勇気が無い。
一回翔さんが何故あの時倒れたのか聞いて彼の顔が曇ったから…。
それでも、聞くべきか、聞かないべきか、今の俺には分からない…。
ホント、バカだな俺…。
15年以上一緒に過ごしてきた人の事さえ解決できずに…
そんな感情とは裏腹に、俺は笑顔で相葉くんと喋っていた。