第2章 **
Sside
翔「…えっ?」
いきなり、低い声で言われて俺はちょっと戸惑う。
翔「嘘だろ…」
大「…俺だって、何かの間違いじゃないかって最初は思ってた。
だけど、それ以外思い付かないんだ…。相葉ちゃんが倒れた理由が。
目立った外傷も無いし、今のところ内部の異常も見当たらないってんなら精神系でしょ。
医者の方もそうおっしゃってたんだから、ストレスが原因として考えられる…。
何がストレスとして感じちゃったのか…俺には全然思い付かないけど…」
翔「そのストレスの原因って…、最近の雅紀の不審な行動と関係してるかもしれねーよな…」
いつの間にか俺も声が低くなっていった。
大「多分関係してるんじゃないかな…。
それ以外になんかあるかな…」
しばらく沈黙が続いた。
翔「無いよね…。やっぱ最近の行動が関係してんじゃないかな…。
俺ら雅紀に悪いことしたかな?
俺は検討もつかないんだけど…」
するとリーダーもうなずいて、
大「俺も検討つかない。
やっぱ最近の行動だろうな…。
なんとか聞いてみたいところだけど、やっと意識戻ったところでそれを聞いたら思い出したくない事を思い出してまた意識が無くなる…ということになりうるかもしれない……」
翔「とりあえず雅紀の意識が戻るのを待つしか無いよね…」