第2章 こたつでサミット
俺は潤の蕾にかぶりつくと、ジュッと音を立てて吸い上げた。
「あっ…だめっ…それ…いやぁ…」
俺を引き剝がそうと、潤の手が俺の髪を鷲掴みにする。
でもそれが俺には、もっとして、て強請ってるようにしか思えなくて…
少しずつ解れていく蕾に、舌先を突き入れた。
「んん…っ…」
無意識に溢れる声を堪えようと、潤が引き寄せたシーツの端を掴んだ。
十分に解れたところで漸く唇を離し、準の足を解放すると、ローションを取るべく上体を伸ばした。
「俺ばっか…狡い…」
潤が独り言のように呟く。
「は? お前何言って…ぬぉっ!」
シーツを握っていた手が、俺の中心をギュッと握り込んだ。
「ちょ、ちょっと待て、おまっ、こらっ…ん、はっ…」
片手で器用に俺のベルトを引き抜き、前を開いた。
下着ごとズボンをずり下されると、俺の中心が勢いよく飛び出した。
「お前、それ反則だって…」
「だって俺ばっかなんだもん。翔さんにも気持ち良くなって欲しいから…」
頬を赤らめて言う潤の視線が、俺を真っすぐに見上げる。
「馬鹿だな、お前は…。そんなことしなくても、俺は十分気持ちいいのに…」
潤に触れてる、って思うだけで…
なんとか腕を伸ばしてチェストからローションを取ると、片手でキャップを開け、トロッした液体を手のひらに垂らした。