第13章 こたつで初詣計画中
潤side
さっきから…いや、正確に言うと、昨日の夜からか。
俺のリビング…いや、正しくは”こたつ”を占領している、このフニャフニャの物体…いや、人間…。
可愛いんだよ?
半開きになった口とか?
赤ちゃんみたいに万歳してる、寝姿とか?
とにかく可愛いんだよ?
でもさ、起きねぇんだよな、これが…(;^_^A
アンタだよな?
「早起きして初詣、一緒に行こう♪」
って、言ったのはさ…
それがどうよ?
そりゃさ、飲ませ過ぎたのは認めるよ?
でもさ、言い出しっぺだろ?
「お~い、そろそろ起きろ~?」
プニプニのほっぺを抓ってみる。
やわらけぇ~(#^.^#)
って、感動してる場合じゃない。
早く出駆けないと、混むんだよな…( -'д-)y-~
「起きないと置いてくぞ~?」
フワフワの前髪を指で梳いてみる。
サラサラじゃねぇか…(⑉• •⑉)❤︎
いやいや、だからそうじゃなくって…
「もう、起きないなら…」
襲っちまうぞ?
いいのか?
大体さ、そんな無防備な顔して寝てる方が悪いんだよ?
な、そうだろ?
半開きになった唇の端から零れる涎を、親指の腹で掬ってやる。
ふっ、マジで赤ちゃんみたいだよな…