第8章 こたつでプゼレント製作中
雅紀side
最近のカズ、保育園から帰るなり、アッチへバタバタ、コッチへバタバタ…💨💨
とにかく落ち着きが無い。
普段はこたつに入ったら、滅多に動くこともないのに…(;^_^A
大好きなこたつには目もくれることなく、とにかくひたすらバタバタ。
まあ、ゲームばっかやってるより、子供は元気なくらいが丁度いいんだけどね(*^^*)
「ねぇ、パパ~!」
はいはい、やっと落ち着いたと思ったら、何でしょうね?
「んとね、僕の色えんぴちゅと、お絵かき帳どこ? さっきからさがしてるんだけどね…」
あぁ、それでバタバタしてたのか(^-^)
「それなら…、ほら、そこにあるよ?」
テレビボードの引き出しを指さす。
「ほら、この間さ、お片付けした時、ここをカズ専用にしようって決めただろ?」
…って、忘れちゃったのか?
「あっ、そうだった!」
はは…、忘れてたのね(;^_^A
カズが引き出しから、色鉛筆のケースと、お絵かき帳を取り出し、それを手にこたつに足を突っ込んだ。
「何書くの?」
テーブルに開いたお絵かき帳を、カズの小さな肩口から覗き込む。
「だめ~! パパはあっち行ってて!」
まだ真っ白なお絵かき帳を、小さな手で隠してしまった。
「いいじゃん、何書くのか、パパに教えてよ」
俺は意地でも聞き出そうと、カズにピッタリくっついて、こたつに足を突っ込んだ。