第3章 〜成長記録〜
爆弾で死んでしまう松田さんと萩原さん。
なんとしてでも2人を助けたい。
だから、失敗は許されない。
しかし……
そのためには、やはり彼らとの関わりが必要になってくる。
そもそも爆発物処理班のメンバーである彼らに、早々お目にかかれるだろうか……
そんなことを延々考え続けて数年が経ち……
(早いとか思っちゃいけませんよ?)
新一は小学の1年生に。
私は、小学4年生……つまり、9歳になった。
このころには既に、新一は完璧なシャーロキアン伝説を綴り始めていた。
ホームズ好きになってしまった。
まぁ、ホームズのことを話す時のキラキラした目は可愛いなと思うため別段嫌というわけでもないのだが…
そして、蘭ちゃんともよく会うようになって、その親友となる鈴木園子ちゃんとよ仲良くなった
2人には姉のように慕われるようになり、
私も彼女たちには妹のように接した
……そんなある日、
待ち望んでいた出会いがやって来た
………それは、小学4年の夏の初めである………