• テキストサイズ

【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第16章 〜さあ、原作の始まりへ……〜






松田「……嘘だろ………」







それを言いたいのは、陣平お兄さんだけじゃない。



私以外のここにいるもの全員が、目に映った出来事に呆然となった





そう、『新一の体が縮み、幼児化した』ことに……









萩原「こんなこと…普通ありえないだろ!」



中居「こんな話は組織で聞いたことないな…」



伊達「何がどうなったってんだ…」






私は、萩原さんの体から顔を出してさっきの現象を見ていた




話の展開を知るだけに、彼らのように驚いて呆然とはならない。




けれど、私は罪悪感に見舞われた。
胸の内にある感情に、思わず拳を握りこんだ。







もっと注意していればという、後悔。



事をどこか甘く見ていた、自分の愚かさ。







………いや、そんなことより…何より許せない事が一つある。
それは………








椎奈「(…なぜ、私は安心しているの…。自分の知らないストーリーにならなくて良かったから?)」







自分勝手なその思いに、唇を噛み締めた




頬に涙が伝って、手で顔を覆った





椎奈「ごめんなさい…っ。新一……ごめんなさい!!」





全員「「………」」








彼らは何も言わず、ただただ私の頭や肩や背を撫でていた






きっと彼らは感ずいたんだと思う。










これから起こる組織との戦い……。


ここからが、本格的なスタートを切るのだと………。





















そこからは、どうなったか分からない。



私は、気付けば自分の部屋にいて…。






泣いても泣いても枯れることない涙をひたすら流し、布団の上でうずくまっていた










椎奈「ごめんなさい……新一……」
/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp