第13章 〜お兄さん'sに報告します〜
ーーーーー日本
3日間のアメリカ滞在を終え、日本に帰ってきた私
なぜかいろんな記者がその情報を入手したようで、シャッター音に包まれながらマネージャーに守られマネージャーの車に乗った
そこから空港を出て1時間くらいで自宅に戻った
マネージャー「お疲れ様。今日も明日も休みにしたし、ゆっくり体を休めなさい」
椎奈「うん、ありがとう」
私がそう言うと、マネージャーはそのまま車を走らせ消えてしまう
椎奈「さて、では私はお土産配りに行くか」
だが、その前に荷物を片付けないと…、と私は家に入っていった
そこから、片付けが終わると、ご近所のいい人たち(近所の全員とおしゃべりしてます)にお土産配りをした
最初に阿笠博士の家
その次はそこらじゅうのご近所さんに配った
みんな喜んでくれた
そして最後に向かったのが、ご近所さんの中でも特に関わり深い中居さんの家
ピーーーーンポーーーーン!
中居「…はい」
インターホンの数秒後に返事が来た
椎奈「中居さん、椎奈です」
中居「!!ちょっと待っててくれ」
椎奈「はい」
インターホンの対話が途切れ、少ししてから玄関が開いた
中居「さ、中に入って」
椎奈「お邪魔しまーす」
ドアを閉めて中に入ると、違和感に気づいた
椎奈「お客様来てる感じ?」
もうここからは彼の領域内なので、普通にしゃべる
村田「ああ。松田と萩原、伊達、それに零もいる」
椎奈「!!じゃあよかった〜。私に行く手間が省けたよ」
村田「?」
マンションの短い廊下を歩いて行くと、小さなリビングでさっきお兄さんが言っていたメンバーが何やら話をしていた
そして私に気づくと、神業じみた速さで突進を交わす人が出た
萩原「椎奈ちゃあああん!!!村田に聞いたよ、アメリカにいたんだなあ!!」
村田「おい、萩原。よしてやれ」
椎奈「ひ、久しぶり、研二お兄さん…」
松田「アメリカまでわざわざ仕事しに行ったんだな。お疲れ」
椎奈「うん。ありがとう、陣平お兄さん」