第12章 〜いざ、アメリカへ!!〜
ーーーーーーー翌日
蘭ちゃんと新一は、日本に帰っていくことになった
スタッフさんに我儘言って(快く承諾してくれたので我儘とは言い難いものの)空港まで送りに来た
蘭「お姉さん、あと2日間の仕事頑張ってください!」
椎奈「うん!二人とも、気をつけて帰ってね」
新一「おう!じゃあな、姉さん、母さん」
別れの挨拶をして搭乗ゲートをくぐる二人を見送りつつ、一緒に来た母ともお別れである
有希子「じゃあ私は優作のところに戻るわね」
椎奈「うん。お父さんに、執筆頑張れって言っといて」
有希子「ええ。#MAME1#ちゃんも、今後体調に気をつけること!」
椎奈「分かってるよ」
最後にまるでアメリカ式の挨拶のように抱き合ったあと、お母さんはジャガーに乗って帰っていった
私も、アメリカのタクシーを捕まえてホテルに戻った
ホテルに着き、フロントの前を通過した時だった
フロントのお姉さんから声がかかった
受付嬢「Excuse me」
椎奈「?」
受付嬢「Your product arrived from Customers who need just.(先ほどあなた宛にお荷物が届きました)」
椎奈「To me?」
受付嬢「Yes. Here you are.」
渡されたのは、小さな小包。
中には、小さな可愛らしいハンカチがあった。
送り主は不明だ。
椎奈「…!!一体誰が…」
誰なのかは分からないが、悪意あるものでもないので愛用させてもらうことにした