第9章 〜私の進路〜
ーーーーーーーまたあるところでは……
コンビニに止まっている白のRX-7
その中で運転手の褐色肌の男が怪しげな雰囲気をまとって携帯に文章を打ち込んでいる
そのとき、助手席のドアが開いて顎髭が少しある男が座った
?「それ、組織への報告のやつか?バーボン」
バーボン「ええ。ところで、僕のご飯も買ってきてくれましたか?スコッチ」
スコッチ「ああ。ついでに面白いものもあったから、買ってきた」
袋から自分の分のおにぎりとかを出すと、最後に雑誌を出してきた
バーボン「…それ、女性もののファッション雑誌じゃないですか」
スコッチ「まぁな。それよりもこの子、新人のモデルらしいんだ」
スコッチが見せてきたのは、雑誌の表紙に映る新人の中位の写真
バーボン「!!この子は…」
バーボンはブルーの瞳を思いっきり見開いて驚く
スコッチ「『藤峰椎奈』。あの大女優だった藤峰有希子の娘さんらしい。なんでも母に憧れて芸能界入りしたんだとか」
先ほどまでの黒々とした雰囲気が一変し、柔らかいものに変わっていく……
バーボン「…眩しいですね、彼女は。真っ白で」
スコッチ「ああ……」