第40章 〜ウエディングイブ〜
小五郎「出会ったのは偶然かもしれねぇが、惹かれあったのは必然だったと思うぜ。───2人は双子だったんだからな」
全員「「?!!」」
目暮「ふ、双子?」
小五郎さんが口にした衝撃の事実に、一瞬にして場は静まり返った
2人は、誕生日も血液型も一緒。黙っていてもお互いの考えることが分かることがある。おまけに、同じホテル火災に遭って身元不明のまま教会で育てられた。
普通、一卵性双生児は男同士か女同士だが、稀に何らかの原因で男女の一卵性双生児が誕生するらしい
その場合、女性はターナー症候群で低身長になりやすい
安室さんに同じホテル火災で助けられたのを知り、彼女はDNA鑑定で双子かどうかを調べていたのだ
そして……
新たに見つかった汚染されていない付け爪を調べた結果、性別以外ほぼ一致の初音さんのDNAが検出され…
伴場「初音…っ初音ぇぇぇええ!!」
結果を聞いた伴場さんの絶叫が、雨音を切り裂き木霊した……───
そんな衝撃的な事件を機に、安室透は毛利家へとうまく接触した
ポアロで働く眠りの小五郎の弟子としての彼と、これからは堂々と関わっていくのである……