第32章 松川/あるものがでました…*イベント小説
青葉城西高校バレー部マネージャー…
の、名前です。
最近、練習試合だ、試合だ、
あれやらこれやら…忙しい。
その忙しい中で選手達の体調管理、
様子、何処かおかしい所がないかを
調べる…とか。
もう疲れるよお!!!
ふと目が入った、松川さん。
なんか様子がおかしい。
「どーしたんだ?」
なんか気持ち悪そうだけど
顔赤いし、胸に違和感があるみたい。
「…彼自身の事情もあるだろう」
そんな解釈で、その日は終わり。
次の日、その次の日…と
適当に流していたら とうとう
松川さんに異変が…。
ボールは落とす。
追いつかない。
人より同じぐらいに飛べない。
打てない。
(そろそろやばい…よね?)
サァッと血の気が引いてしまう。
流石の岩泉さんも心配するレベル。
「松川…お前休んだら?
顔 あけぇし」
「…はい…」
素直にこちらに駆け寄り、
私の横に座る。
心無しか、息が荒い。
(練習してたから当たり前か、)
そう思って、松川さんに
飲み物を渡した。
*
「あぁぁ…マネージャーが
1番最後とか…ありえないぃ…」
ようやく仕事が終わり、
あとは更衣室の鍵を閉めるだけ…
なのだが。
「明かり?誰かいるの?」
ガチャ、と扉を開くと
松川さんが服の裾を咥えながら
胸を弄っている光景が目に入る。
しかもなんか…乳首から液が出てる。
「?!?!?!」
驚いて咄嗟に咥えていたものを
離し、手も離し…。
「松川さん……あ、お邪魔しました」
バタンと扉を締めると、
焦ったようについてくる。
私結構全力疾走だったんだけど…。
「まて!待って!説明させて 名前!」
ガシリと掴まれた。
もう逃げられないのか。
「俺…病気かも…」
うるうるとした瞳をこちらに向けて、
助けを乞うような口調で…。
(反則だ…)
*
「乳首から何か出る?」
「うん…」
さっき弄っていたからか、溢れ出て
Tシャツがシミになっていく。
「気持ち悪くて…
部活中も集中できなくて」
だから今日のプレーおかしかったのか。
「仕方ないですね…選手の
体調管理はマネージャーの仕事なんで…」
「ありがとう」
「服…まくって見せてください」
コクリと頷き服を捲る。
またひとつ仕事が増えた。