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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第32章 大慰労会





『あぁぁぁっ!こぼれた…!って、ごめん伽羅ちゃん!ちょっと濡れちゃった…!』


私はお酒で濡れた伽羅ちゃんのズボンを慌てて拭けば、手を掴まれた。


倶利伽羅「…っ、…自分で拭く…」


『えっ、でも…』


倶利伽羅「いいから…」


そんな伽羅ちゃんは何故か頬を赤らめていた。
理由は定かではない。


『そう?じゃあお願いしちゃうね』


布巾を伽羅ちゃんに渡せば、今だに後ろから抱きついたままの鶴丸をじとっとした目で見た。


『鶴丸?』


鶴丸「あ、あぁ!すまないな伽羅坊!主が来たから、嬉しくてつい…な?」


なんだろ、素直で可愛すぎるんだけど。
いつもはこんなこと思わないのに←
あぁ、ついに私の頭もイカレテキタカ。


『鶴丸、とりあえず離れようか』


鶴丸「離れたくないな、やっと主に触れたんだ。もう少しいいだろ?」


そう言いながら更にぎゅっとしてくる鶴丸。

……可愛い。なぜだ……!!
私は甘えん坊に弱いのか?そうなのか!?
そんな私は抱きついたままの鶴丸の手を撫でた。


『はぁ、もうちょっとだけだよ?』


鶴丸「!本当か!?ははっ、そう言われるとずっと離したくなくなるなぁ」


『なら離せ』


鶴丸「す、すまんすまん」


鶴丸を可愛いと思ってしまう自分にイラっとくる
なぜだろう、認めたくない可愛さ。


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