第82章 温泉旅行
『いや、先に長谷部がくっついてきたから…!』
長谷部の言葉に少しビビりながらも少し距離置けばすぐに身体を引き寄せられまた抱きしめられる
長谷部「離れないでください、主」
『いや、だって、長谷部が変な事言うから…!』
長谷部「本心ですよ?」
少し口角を上げてニヤッと笑う長谷部
こんな私でも女として見てくれてるのかな…なんて思えば少し嬉しくもなる
今まで異性に女として見られたことがあっただろうかと考える
『…長谷部は私の事女として見てくれてるの…?』
長谷部「え?いきなりどうしたんです?」
『あ、いや…さっき我慢できないとか言ってたから…そうゆう意味なのかと……』
長谷部「…主、誘ってます?」
『へ?あ、いや、そうゆう意味じゃなくて…!ひゃっ…!』
私は否定する間もなく布団の上へと押し倒される
倒れた拍子に目を閉じたがゆっくりと今の状況を理解する為にゆっくりと目を開く
目を開くとそこには唇が触れそうで触れないくらいの距離に長谷部の顔があった
『は、長谷部…近いっ…』
長谷部「主が悪いんですよ?そんな誘っているような物言いをするから」
『だからそうゆう意味じゃっ…』
長谷部「今は俺だけの主ですから、好きにしていいですよね?」
頬に手を添えられ熱っぽい目線で見られては頭がクラクラしてくる
この場の雰囲気に飲まれてしまうと思いつつ長谷部を見つめていればそっと唇にキスを落とされる