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第10章 トラウマ
教室に戻って
授業を受けるがやはり暇だった。
今度こそ、寝よう...
そのまま外を見ながら目を閉じた。
勉強はできる。
天才で無ければいけなかったから。
バレーだって努力する。
天才で無ければ必要とされなかったから。
でも、もういらないんだ。
天才でいる、努力は。
ここの人たちは
【特別】を必要以上に求めない。
私にとってはとても有難かった。
求められることが
それに応えることが
苦痛でしか無かったから。
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