第4章 新学期。
「美味い‼︎」
帰宅したリエーフは着替えをして早々カレーを頬張る。
やっぱり部活後のリエーフの食欲はすごい。
『今年は1年生どう?集まりそう?』
カレーをにこにこ頬張るリエーフに問いかけると、リエーフはドヤ顔で私を見る。
「今年の部活説明会は俺がスパイク打つんすよ!」
去年の説明会は海くんが部活の説明、けんまがトス上げたボールを山本、クロがスパイクで打ってやっくんが綺麗にレシーブであげるってデモンストレーションやってたなー。
今年は犬岡が説明という名のカンペを読み、けんまがトス、山本、リエーフがスパイク、芝山がレシーブ。
まあ、妥当かな?
『リエーフはここ1年ですごくうまくなったもんね?』
そういうとリエーフは目を輝かせ、にんまり笑う。
「時期エースは俺ですから!次の背番号4番は俺です!」
…まあ、3年は3人、だから多分4番はリエーフだなとは思う。
『まあ、犬岡に取られないように頑張るんだよー。』
なんて冗談でいうと、ひでー!ってほっぺを膨らませながら文句を言うから、文句を言うリエーフの口に私のカツを滑りこませた。
『リエーフなら大丈夫。頑張ってね?』
「はいっ!」
リエーフは私に向けて返事をするとにかりと笑った。