第2章 わたしたちの決めごと。
『はい。リエーフさん。却下します。』
私がそう言うと、リエーフはえーと不満そうな声をあげながらテーブルに突っ伏した。
えっちして、夕飯を簡単に済ませた後、私たちは会議を開いていた。
いたんだけど、どうしてもこの議題が決まらない。
「H週1…無理っす!」
『もー…』
さっきからこの調子。
家のことなどはわりとスムーズに決まったのに…
「毎日美優さんと一緒なのに我慢できない…」
そんなにしょぼんとしても無駄だからね?
「美優さん…」
無駄…
「みゆさん…?」
しゅんとした顔で見つめられ少しだけ理性が揺らぐ。
でも…週1じゃないと体持たない…
『………っ2日!それ以上は無理!』
「よしっ!」
もう…
『でも家のことと勉強、ちゃんとできなかったらしないからね?』
「わかってますってー。」
本当にわかってるんだか…
私は小さくため息をつきながら頭を抱えた。