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【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第10章 頂上戦争 終盤戦





呆然となる周りにティーチの声が響く。
何が俺の時代だ。
違う、違う、ティーチ・・

『ティーチッッ!!
お前じゃないッッッッ!!!』

腹の底から出した声が辺りに響き渡る。
唖然とするマルコ兄様や海兵、海賊達。

その中を私は、ゆっくり立ち上がった。

『お前には無理だッッ!
お前には辿り着けないッ!そして、それを 待ってはいないッッッ!!!』

睨み付けた私に、ティーチはニヤリと笑う。

「世界は俺に味方したようだなぁ〜。
まさか、探し求めていたモノがこんな所にあるとは、ゼハハハ」

探し求めた?

「マルコいつまでそこにいる!
を早く連れて行け!!」

ミホークの慌てた声。
こんな慌てた様子は初めてだ。

「待てよぉ、やっと再会したんだ。
いつもみたいに呼んでくれねぇのか?」

ゾッとする声。

「まさかとは思っていたが、母親にそっくりだ。
ミホークも上手く隠したもんだなぁ、まさか海軍将校になってるとは驚きだよぉ。

センゴク、知らなかったわけじゃねぇだろ?
この女、の正体を・・」

「の、正体?!」

驚くマルコにティーチは高らかに笑い声を上げる。

「白ひげ1番隊隊長さんが知らなかったわけかッ。
オヤジも上手く隠してたわけだな。

まぁ、俺が気付いた時にはは船から降ろされていたしなぁ。
知らねぇのなら教えてやるよ」

嫌だ!嫌だ!言わないでッ!!

「そこにいる女は、白ひげの一人娘で海軍将校っうのは建前だ。
本当は、海の子一族の末裔、生き残り!!

その碧い瞳が何よりの証拠だ。
以前、俺はその瞳の女を見た事がある。
何処だと思う?!」

これ以上、言わないで・・・
ティーチは何処まで知ってるの?!

「その女は力を使う時にだけ碧い瞳だった。
だが、お前は産まれながらその瞳の色!!
お前の中の力はあの女以上だッ!!

いいかよく聞けお前達!
あの女は、ある船に乗っていた!!
海賊王 ゴール・D・ロジャーの船だッッ!!!!」

騒めく人々。
戦いを止め、今誰もがティーチの話に耳を傾けている。

ミホーク、マルコ兄様、センゴク
誰でもいいからあいつの口を塞いでッッ!!





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