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【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第9章 頂上戦争 中盤戦




燃え盛る炎。
凍える大地。
土煙が舞い、大勢の人間達の声が響く。

「泣くな、。
この目で見届けよ・・・・」

ガープが現れ、歯を食いしばり座った。
ガープは、エースを海兵にしたかったのだ。
それがガープの願い。

私と同じでどうすればいい?!と憂い苦しんでいる。



『・・・ぁっ!来たッッ!!』

沢山の新たな気配、その中で知っている気配が2つ。
上空に視線を向ける私に吊られ、センゴク、ガープ、エースも見上げた。

落ちてくる戦艦。
米粒の様に人間も一緒に落ちてくる。

あれは、インペルダウンから脱走した囚人達だ。

来た!
生きて出て来た!
まだ、間に合うよ、ルフィ!!

落ちてきた戦艦は、高波が凍った場所に落ち、その衝撃で船体にヒビが入る。
耐え切れなかった氷が割れ、戦艦は二つに壊れながら氷が溶けていた海面へと着水した。

突然現れた戦艦に戦っていた者達の手が止まる。

「おい!あれは!!?」
「ヤバいぞッ!あの面子ッッ!!」

沈み行く戦艦から現れたのは、
ルフィ
クロコダイル
イワンコフ
バギー
ジンベエ
その他、名を馳せ有名な海賊達だ。

『・・アハハッ、凄いあの人達みんなルフィと一緒に来たわけ?』

「笑い事じゃない!!!」

怒ったセンゴクは、矛先をガープに向けた。
ルフィもガープの家族らしい。
言われれば納得出来てしまう。

2人に気を取られている間にクロコダイルが白ひげを狙った。

『!!』

間一髪で、ルフィの蹴りがソレを止める。

クロコダイル何てヤツ・・!!

私は父様とルフィを見ながら思ってしまった。
願ってしまった。

私もあの場に立ちたかったと・・・
そう、思ったら居ても立っても居られない。

黄猿のおじさまが暴れ出す。
再び始まった戦い。

ルフィを止めようと叫ぶエース。
そんな身体で叫ぶ気力があったのか・・
弟を思わんばかりの気迫がエースから漲る。

そんな様子にまた、センゴクは宣言した。



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