第3章 危険海域
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軍艦3隻。
ジンベエの船1隻。
四皇を相手にする布陣としては、手薄感がする。
だって、それを束ねるのが少将の私だけ。
「偵察のみですので平気ですよ」
そう、私を元気付けるのはダイギン。
彼に不安の色は見えない。
「少将がお強いのは存じ上げていますので」
いくら私が強くともこの3隻を無事マリンフォードまで着港出来るかはわからない。
『はぁ〜、呑気だね。
私はとてつもなく憂鬱だよ』
センゴクの考えが読めない。
わかっててやっているのだろうか・・?
全てを見通しているかの様なあの眼差しに私は、身震いを覚える。
「少将!そろそろ目的地海域へ着きます!!」
私はマントを翻して指示を飛ばす。
『全ての船団、各自距離を保て。
いつ来てもいいように準備』
そんな姿をダイギンは満足そうに微笑んでいる。
『・・何だ?』
「いえ、少将がマントを着ている姿に感無量です」
『・・・ダイギン、私の母親か?』
「滅相も無い!
ただ、元帥から少将の事お聞きしていて
まさかそんな方がいらっしゃるとはと疑いつつ補佐官を受け賜わりました。
が、まさに噂以上でした」
会議をサボるのは当たり前。
マントがどこにあるかすら知らない。
船に乗ればビキニで日光浴。
港に着けば出発まで行方不明。
センゴクの耳に入るまで、今までの補佐官が握り潰したの行動は数知れず。
「その少将が少将がッ!
御自ら、マントを羽織られるとは私は頑張った甲斐がありますッ!!」
あぁ、なるほど。
ダイギンがだんだん老けてきたのは私のせいか。
これが終わったら休みでもあげよう。
心労で倒れられても面倒だ。
「でも何故マントの下にストールを?」
『こ、これはその・・』
マントの下には、頭から首筋までストールを巻いていた。
ベガパンクに付けられた痕を隠す事が第1の理由だか顔を見られたら困る理由もある。
だが、それらをダイギンに知られる訳にはいかない。