第19章 カウントダウンは松野家で
カ「すまんな、母さんがに会わせろとうるさくてな。イケメンな息子が出来るのは大歓迎だと」
いつも寝ているという部屋につくと、カラ松が口を開いた
「・・・さっきの合格ってそれか?」
カ「おそらくな・・・父さんは、諦めに近いがな」
イケメンな息子って・・・まぁ、いい印象与えられたならいいや
親父さんには申し訳ないな
それでも拒否せずにいてくれるのは有難い
部屋の隅に荷物を置かせてもらい、また階段を降りる
カ「騒がしいけど大丈夫か?」
言いながら居間の戸を開ける
お「俺が勉強教えてもらうんだって」
チ「いや、年末だし今じゃなくてもいいでしょ」
十「君やきうするかな?!」
一「しないでしょ・・・俺は興味ない」
ト「ていうか君があんな真面目に挨拶するなんてね~」
コタツを囲み、ヤイヤイ言い合ってる
女が集まるとうるさいけど、男が集まってもうるさいんだな・・・
チ「あ、騒がしくてごめんね。入って」
「どうも」
お言葉に甘えてコタツに入る
あったけ~
とりあえず一通り自己紹介された
ト「なんか、噂と全然違うね」
「あぁ、カラ松に情報入れたのあんたか」
十「僕信じてないよ!」
「ん、サンキュ」
お「なぁ、頭いいんだろ?勉強教えて!」
「めんどい。カラ松ならまだしもなんであんたに」
なんか六つ子と言えど、性格バラバラだな
お「なんか扱い違くね?」
「当たり前じゃん。カラ松と十四松以外知らないし」
いきなり打ち解けるほど俺に柔軟性はない
お「カラ松カラ松ってベタ惚れか」
「悪い?」
お・チ・一・ト「え」
十「わぁ」
固まる4人と、棒読みの驚きを発する十四松
バシッと背中を叩かれた
「いって」
振り向くとカラ松が顔を真っ赤にしている
可愛い
ニヤッと笑ったのが自分でも分かる
「照れてんの?」
カ「う、うるさい」
お「なんだこれ」
チ・一・十・ト(リア充ウゼーーーーー!!)
そんな調子で晦日が過ぎようとしていた