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【おそ松さん】口ずさむのは【男主】

第15章 繋がる、想い ※


ザーッという音と共に水が弾ける

シャワーを浴びるため、横抱きで連れてこられた
俺だってそれなりに鍛えているつもりなのに、軽々と抱き上げられてしまった

浴槽の縁に座らされる

「こういう時ユニットて不便だな、湯張れねぇし」

程よい温度のシャワーがかけられる

「熱くないか?」

カ「あぁ」

ふと視線を下げて自分の体を見る
・・・なんだこれ

最中には全く気付かなかったが、胸元から腿にかけて無数に咲く赤い印
いつの間にこんなに

カ「なぁ、」

「ん?」

カ「俺も、その・・・つけてみたい、キスマーク」

しばしの無言
その後ニヤッと笑い

「ふーん、いいよ。好きなだけつけて」

の胸板に顔を近付ける
鎖骨の少し下にチュッと吸い付く

「そのまま何度か吸ってみ」

言われた通りにチュウチュウ吸ってから離す

カ「んん、付いた」

視線を下げて確認している

「上出来。いいな、これ。カラ松のってマーキングみたいで」

はにかむ様に微笑みながら、跡をなぞる
愛おしそうにそれを撫でる彼にムッとする

カ「俺よりキスマークの方がいいのか?」

「・・・嫉妬?カラ松がつけてくれたから、いいのに」

だって俺が目の前にいるのに
さっきまで、その、あ、愛し合ってたのに

「ま、カラ松自身の方がいいけど」

チュッと唇に吸い付かれる

「これついてれば、会えない時間も関係なくなるじゃん。だから、消えかけたらまたつけてよ」

そんな風に言われたら何も言えなくなるじゃないか

カ「消えなければいいのにな」

ずっとの心を占領するように、消えなければいい

心も身体も繋がったのに、それでもそんな独占欲が湧いたのだった


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