第6章 ハプニング
side.
カラ松を引き起こして十四松の元へ歩いていく
・・・つか触れた、よな?
親指で拭うように唇を押さえる
十「唇切れた?」
「いや・・・」
キスをした、と言う感覚はないが何だかモヤモヤする
さっきもそうだ
微笑んだカラ松を見たら胸がざわつく感じがした
頭を撫で・・・るのも変だよなと思ってグシャグシャにしてやった
これが何なのかが分からない
最近カラ松といるとこんなんばっかだ
でも嫌じゃない
だけれど分からないのとどうしていいのかが混ざり合ってグルグルする
「俺何か病気なんかな」
十「君病気?!死ぬの?!」
「・・・死なねぇよ」
こんなことを相談出来る相手なんかいない
「はぁ・・・」
ホント溜息ばっか
禿げたらカラ松を訴えよう
―――あぁもう・・・誰か、教えてください―――