第35章 番外編 君がするから ※
なんとも艶かしく迫られることに落ち着かなくなり聞いてみる
だが彼は答えを出すことなく、フワリと笑い両手を重ねて握りしめてくる
それを支えに上下に身体を揺すり始めた
「ちょ・・・待っ、く」
カ「あ、はぁ・・あん!」
答える気がないらしい
そのまま腰を動かし喘ぐカラ松
そっちがその気なら
カ「あ゛ぁっ!や、奥・・ダメ、んあぁ!」
カラ松が腰を落とす瞬間を見計らって、思い切り腰を浮かす
相反する力が働いてかなり深くへと侵入する
カ「!ぁ、待・・・それヤ、あぁん!」
「だったら白状しなよ」
カ「言う・・言う、からぁ。やめ、イっちゃうぅ」
よし、言質は取った
あとは限界が近いと主張するカラ松をイかせるだけ
カ「あ、はぁっ!言う、って言っ、たぁ・・から、あん!やめ・・ひぁあ!」
喘ぎながら止めてと繰り返すカラ松を無視して、ひたすら下から突き上げる
「俺、ももう出そ」
カ「や、イく、イく・・ああぁぁぁあ!」
カラ松は背を反らせて白濁を飛ばす
それとほぼ同時に俺も彼の中で達した
吐き出し終えたカラ松がクタリと身体を預けてきた
まだピクピクと小さく痙攣している
「はぁ、は・・・で、どうしたわけ」
絶頂後の余韻もそこそこに聞く
耳を軽く噛めば一際大きく身体が跳ねた
カ「んぅ!、に色々したいけど、同じじゃダメかと思って」
そうやって考えてくれるだけで嬉しくなる
が
カ「だから、おそ松と観たAVをだな・・・その、参考に」
俺の喜びは崩れた
長く重たい溜め息が漏れる
カ「・・・?」
俺が怒っていると思ったのだろう
身体を起こしてこちらを見ているカラ松は少し泣きそうな顔をしている
「正直かなりそそられたけど」
そう言うとカラ松の顔がパァッと明るくなる
「けど、カラ松がしたいって思ってくれるだけで嬉しいから。誰かや何かの真似じゃなくていい」
カ「毎回同じでもか?」
「当たり前でしょ。カラ松がしてくれるなら同じでも構わない」
それだけ大切なのだ
それを伝えたくて優しく抱きしめる