第31章 番外編 兄弟が見た二人
ある休みの日
松野家の居間で、各々やりたいように過ごす
カラ松は外出していて不在だ
ト「てかさぁ」
不意にトド松が口を開いた
ト「カラ松兄さんと君て付き合ってるんだよね?」
お「は?」
チ「何、今更」
ト「いやぁ、それらしい場面を見ないからピンとこなくて・・・見たいわけじゃないんだけど」
チ「年末年始にそんな雰囲気だったじゃん・・・キスマークの件もあったような」
ト「なんかこう、決定的場面を見たことないと言うかさ。キスマークの件は・・・正直忘れてた」
十「はい!僕あるよ!!」
チ「僕もあるかな」
お「俺も~」
ト「え、嘘。皆見たことあるの?!一松兄さんは?」
一「・・・ある。見たくもないけど」
ト「え~、なにそれ。僕だけないんじゃん」
チ「まぁ、見たからどうってことはないし」
ト「そうだけどさ~。カラ松兄さんはともかく、君がどんな感じなのか想像つかないじゃん。ね、どんなんだったの」
チ「え、言わなきゃいk」
十「はいはいはい!んっとね、僕がみたのはね」
チ「ちょっと、マジで話すの?!」
お「まぁまぁ、いいじゃん」
十「2階のソファでぇ」
お「まさか、ヤっちゃった?」
十「多分チューしてた」
チ「ホッ」
十「よくは見えなかったけど君が座って、カラ松兄さんがその上に跨って顔くっつけてたからチューしてるのかなって。離れたら君がすっごく優しく笑ってたよ」
ト「嘘、あの君が笑うの?!」
十「うん。カラ松兄さんが本当に好きなんだなぁって思った」
お「で?お前どうしたの、そん時」
十「静かに降りて野球しに行った!」
チ「十四松が空気を読んだ・・・」
お「つかカラ松跨ってたって、もうそのあと絶対ヤってんじゃん」
十「え~、僕の少し後に二人とも出てきたよ?」
お「あ?なんだ、そうなのか」
チ「その方がいいでしょ。流石に想像もしたくないし、嫌じゃん」
ト「まぁ、確かにそうかも。で、チョロ松兄さんは?」
チ「え、僕?僕は学校だったけど」
お「まさか空き教室でヤっ」
ト「も~、おそ松兄さんそればっか!ちょっと黙ってて」
お「ちぇ~」
ト「で?学校でどうだったの?」
チ「お前は野次馬根性丸出しだな」
ト「いいじゃん、で?で?」