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【おそ松さん】口ずさむのは【男主】

第24章 家族の時間


結衣「お待たせしました。ガトーショコラとホットチョコですよ~」

それぞれの前に並べられる
というか、チョコ食べてチョコ飲むってすごいな
甘いもの好きって域超えてないか

「ん、うまい」

蓮「うまいな」

どうやらこの二人には普通のことのようだ

結衣「ねぇ、君。カラ松君にももらったの?」

「あぁ、チョコもうまかった」

カ「バ・・・」

なんだ、チョコ『も』って

結衣「も?」

「カラ松も」

カ「わああぁぁ!何言うんだ!!」

ご両親の前で何を堂々と言っているんだ

結衣「あらあら、君たら。オープンねぇ」

結衣さん?!何を呑気に

蓮「・・・学生だから程々にな」

結衣「蓮さんが言えた口ですか?」

蓮「んん、結衣」

蓮さんは何やらバツが悪そうに咳払いをしている
っていうか何この空間
こんな話普通にするもんなのか?

プチパニックを起こしかける

結衣「あ、お家の中では控えめにね?」

「流石にシない」

蓮「真面目に答えなくていい」

カ「のバカ」

思いもよらない会話でワイワイする
家で兄弟達と過ごす時に似ている気がする

結衣「ふふ、楽しいわねぇ」

蓮「あぁ、こんな風に過ごせるなんてな。君のおかげだ、カラ松君」

突然の言葉に困惑する

「・・・Mea Fortuna」

今度はがつぶやく

カ「メイ・・・?」

「意味分かんなくてもいい。この家の運命の歯車を、カラ松が動かしたんだよ」

カ「運命の、歯車・・・なんかかっこいいな!」

たまにって変わった言い回しとかするな
俺も今度つかってみようかな

結衣「あなた達をみてると、性別なんて小さなことのように思えるわね」

「小さいどころか問題ですらないけど」

蓮「・・・すごい自信というべきか、前向きというべきか」

カ「はもう少し恥じらいを持つべきだ」

蓮「あぁ、それだ」

「なに結託してんだよ」

蓮さんと顔を見合わせて笑いだす
穏やかな時間

この家に、この家族に幸福な時間がずっと続きますように


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